Claude Codeが公式に用意している複数アカウント並行利用の仕組みを使い、VS Code公式拡張とCLIを別プロファイルで同時利用する実運用メモ。
Claude Codeは、環境変数CLAUDE_CONFIG_DIRによる設定ディレクトリの切り替えを公式にサポートしています。Anthropicの公式ドキュメントは、この機能を複数アカウントを並行して実行する用途に便利だと明記し、別プロファイルを指定するエイリアスも例示しています。
alias claude-work='CLAUDE_CONFIG_DIR=~/.claude-work claude'
したがって、アカウントごとにCLAUDE_CONFIG_DIRを分けることは、認証を抜き出したり内部仕様を迂回したりするハックではありません。Claude Codeが標準で提供する分離機能の正規の利用方法です。このページでは、その公式機能にmacOS Keychainと専用ランチャーを組み合わせ、Tokenを平文保存しない運用にしています。
公式資料: Anthropic「Environment variables — CLAUDE_CONFIG_DIR」。同じ項目で、設定・セッション履歴・プラグインが指定先へ保存されることも説明されています。
同じmacOSユーザーでも、Claude CodeのVS Code拡張とCLIを別アカウントで同時利用できます。特別な改造は不要です。CLIだけに公式の専用設定ディレクトリとOAuth Tokenを渡し、IDEへの自動接続を止めます。
| 利用場所 | 認証 | データ保存先 |
|---|---|---|
| VS Code公式拡張 | 既存アカウント | 既存設定とmacOS Keychainを維持 |
| CLI専用ランチャー | 別アカウント | 専用のCLAUDE_CONFIG_DIR |
重要: 通常のclaudeは既存認証へ接続する可能性があります。分離したCLIは、必ず専用ランチャー名から起動します。
CLAUDE_CONFIG_DIR="$HOME/.claude-profile-a"を使用。CLAUDE_CODE_AUTO_CONNECT_IDE=falseでCLIからVS Codeへの自動接続を防止。mkdir -p "$HOME/.claude-profile-a" chmod 700 "$HOME/.claude-profile-a"
CLAUDE_CONFIG_DIRを指定すると、通常の~/.claudeではなく専用ディレクトリへ設定、セッション履歴、プラグインが保存されます。
claude setup-tokenはCLI用アカウントで実行します。発行されたTokenはチャット、Git、.zshrc、.env、VS Code設定、平文ファイルへ保存しません。
macOS Keychainでは、他用途と衝突しないservice名のGeneric Passwordとして保存します。Tokenをコマンド引数へ直接書くとシェル履歴やプロセス一覧へ残る危険があるため避けます。
ブラウザ認証時は、既存アカウントからログアウトする代わりに、別のブラウザプロファイルまたはプライベートウインドウを使い、CLI用アカウントであることを確認してから承認します。
例として~/.local/bin/claude-aを作り、次の環境だけをCLIへ渡します。
CLAUDE_CONFIG_DIR="$HOME/.claude-profile-a" CLAUDE_CODE_OAUTH_TOKEN="<Keychainから実行時取得>" CLAUDE_CODE_AUTO_CONNECT_IDE=false
ランチャーは、Tokenが見つからない場合に終了するfail-closed設計にします。既存アカウントへ自動的にフォールバックさせないことが重要です。
claude-a
~/.local/binがPATHに含まれていれば、フルパスを入力せず起動できます。
~/.claudeから分離できる。/statusで行う。